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平成29年12月31日(日)から平成30年1月4日(水)まで休診させていただきます。
※ なお12月30日(土)は午前のみの診療になります。 

 

 

 

 

 

 

 

イルマン保護動物シェルターさん主催の保護ネコちゃん譲渡会を行います。

 

御霊公園近くです

 

12月17日 日曜です

 

 

 

 

 

 

スタッフのチワワちゃんが愛用しているドーナツ型のエリザベスカラー

 

 

脳震とう おこしてません!

 

 


このカラーをしてないと、落ち着かないようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

手術写真ばかりだったので

 


なごめる写真も どうぞ

 

 

 

 

さて、前回にひきつづき手術顕微鏡を使った
マイクロサージャリーについて
具体的な手術例を挙げると...

 

 

 

「舌の裂傷」

 

毛先をカットしてるときに誤ってワンちゃん(超小型犬)の舌を

ハサミで切ったようです。

 

 

舌は、皮一枚でつながってるかのようなプランと切れた状態でした。

 

 

縫合糸7-0により表と裏をそれぞれ縫合。術後も良好です。

 

 

 

 

「角膜破裂」


もともと角膜潰瘍(眼の表面にある角膜の傷)があり、目薬を家でできず治療が難しい子でした。

いったんは治ってたようなんですが

 

 

 

ある日突然、角膜が破裂!

 

 

 

 

血餅がまじった眼房水があふれでていました。

 

 

前眼房内に生食を注入し膨張させながら、8-0により角膜縫合をします。

結膜より有茎皮弁を作製して角膜縫合した部位に覆いかぶせます。

 

 

 

 

 

結膜皮弁上の血管が豊富であり、透きとおるぐらい薄ければ

術後の皮弁トリミングも必要ないかと思います

 

 

 

ペキニーズ 4歳 角膜縫合および結膜有茎皮弁術 術後4ヶ月

 


ほかには猫の包皮粘膜を利用した会陰尿道瘻設置術や
犬の椎間板ヘルニアにもマイクロサージャリーは大変有用です。

 

 

今度は犬猫の尿管結石についても詳しくご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

この一円玉の下にあるもの、おわかりでしょうか?

 

 

 

 

すこし写真では見づらいんですが

 


手術につかう糸つきの針です。

 

 

サイズは10-0吸収性縫合糸
マイクロサージャリーは、顕微鏡を見ながらこのような細い糸を操作します。

 

 

顕微鏡下での操作は、普段からの練習がとても大事です。

 

 

 


ガーゼ、0.5mm練習用チューブ、子宮動静脈の剥離や縫合の練習をしています。

 

 

 

次回は、実際にマイクロサージャリーの技術を使って

どんな手術をしているかご紹介します。

 

 

 

 

8月14日(月)から16日(水)まで休診日となります。

8月17日(水)からは、通常診療を行っております。

8月12日(土)も午前中診療を行っております。

 


ご迷惑おかけしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 

今年も福知山マラソンのエントリーしてきました。

 

そろそろ走らなきゃと思い
久しぶりに早く起きる

 

日が昇るまえのジョギング
何も考えず走る

 

手術を控えてる時は、イメージトレーニングしながら走ってます。
近ごろは、子供と一緒に習いはじめた空手の「型」を練習しながら走ってます。

 

身振り手振りの大きなランナーは
そういう理由があるんだと思います。

 

 

 

 

 

 

スタッフが実家で飼ってるネコを連れてきて


「うちのモコを診てください」


おそらく外出してたんではないだろうか?とのこと
やや元気なく呼吸がはやい様子

 

レントゲンを撮ると

 

 

 

 

バリウム造影すると胃が胸腔内にはいってます。

 

 

 

横隔膜ヘルニアです

 

 

先天性か後天性かにより対処の仕方が若干変わってきます。

血液検査するとALT、ASTという肝酵素値が1000IU/L OVER

 

交通事故?

 


足取りはふつうであり、スタッフも心当たりはない様子。

 

 

ICUで酸素化し、診療がおわりしだい緊急手術へ
内股の毛をそると、広範囲に皮下出血がありました。
さいわい骨盤部など骨には異常なしです。

 


横隔膜は、半分以上、大穴があいており肝臓や腸管などが飛び出しておりました。
肺は臓器によりつぶれていたんですが、ベンチレーターによりある程度膨張しました。
修復にほかの筋肉をもってくる有茎フラップも考えていたんですが、裂けた横隔膜は意外にも良く伸びてくれ強度もあり難なく縫合終了


横隔膜ヘルニアは、ニャーと鳴いてるときなど声門が開き肺が収縮してるときなどに非常に強い衝撃をうけると胸腔内圧と腹圧の圧勾配により破けることが多い病気です。

 

 

車にぶつかったんでしょうかねー?
外出しないように気をつけてたようですが
モコの猫人生2回目の脱走らしいです。

 

 


3週間たって今は元気にしてます。
ネコちゃんはつよいですね

 

 

モコは、愛嬌があり病院好きです